きよひで内科クリニック・ブログ

美しく正しい姿勢のすすめと退職のご挨拶

2021/02/25

今年も早いもので2月下旬となりました。梅の花が開きその香りに心華やぎつつも、人により花粉やPM2.5・黄砂に悩まされ抗アレルギー薬の手放せない時期となりましたね。涙。

ところで、去年の4月のブログで取得したい資格があると書かせて頂いたのですが、それはヨガです。去年3月、全国的に緊急事態宣言が発令されステイホームを余儀なくされました。そんな中、「ヨガをするとリフレッシュができる、ヨガをもっと学べないか」と思ったことがきっかけでした。素敵な先生とのご縁もあり、第一波が落ち着き始めた6月から10月にかけてオンラインと実技を合わせて65時間のティーチャートレーニングを受けて終了テストの合格を頂き、現在、日常生活の中にヨガを取り入れるようになりました。

写真のポーズ、ただ立っているだけに見えますか?タダ-サナと言うヨガの基本となる山のポーズです。両足親指をつけてかかとを指2本分あけて足裏全体をしっかりと地面につけて立ちます。下腹部を引き上げ胸を開き背筋を伸ばし目線は正面を見ます。肩の力を抜いてそり腰にならない様に気をつけ,耳・肩・腸骨・外くるぶしが一直線になるイメージです。この姿勢で呼吸をゆったり数回続けるだけでも体が温まり、それを続けることで姿勢もよくなります。

ヨガでどんなポーズをするときも、このタダーサナの体の使い方が大切になります。ヨガ=マット上で行われるものと思われがちですが、そうではありません。このポーズなら、炊事中・買い物のレジを待っているとき・仕事中立っている時等、日常のふとした時に出来ます。

姿勢がよくなると、体の軸が整い心身共に安定感が生れると言われています。先日、腰痛のある患者様にパンフレットを見ながら腰痛体操をお伝えしたところ、「私こういうの続かないの」と言われました。ですが、3日坊主の私でもヨガをして心身ともに変わったと実感できるので、「1つのストレッチでいいのでまずは続けてみてください。年齢は関係なく変わりますから。何もしなければ変わりません」とお伝えしました。皆さん、お忙しい日々を過ごされていると思いますが、元気に長生きするためにも諦めないで自分の体と向き合う時間を作りませんか?

最後に私事ですが、家庭の事情で令和3年2月を持ちまして退職させて頂く事になりました。出産や育児・介護で8年間のブランクがありましたので、仕事と子育ての両立が出来るのか不安も抱えていました。ご縁もあって面接を受けさせて頂いた際に、院長より「ブランクがあってもいいよ、勉強したいなら来なさい。分からない事があったらスタッフに遠慮なく聞きなさい。教えることも勉強と伝えているからね。」との言葉に後押しされ入職を決めました。

当院は、総合診療内科として1次医療を担うクリニックです。高血圧・糖尿病・高脂血症等の慢性疾患を抱える多病高齢の患者様も多くいらっしゃいます。これらの生活習慣病は、食事や運動等の生活習慣・定期的な検査を行い異常の早期発見・適切な薬による治療が大切です。毎月、限られた来院時間内での個別アプローチの難しさを感じながらの日々でした。そんな中でも、一人一人の患者様を大切に思い、丁寧に関わるスタッフの一員として働けることに幸せを感じながらの勤務で、あっという間の3年半でした。子育中の先輩も多かった事も心強かったです。また私は花が好きなので、当院の事務長が生ける季節の花々に癒されながら仕事をさせて頂きました。

主人の転勤で6年半の日南生活でした。とても住みやすく働きやすい環境でしたので離れることに寂しさもありますが、こちらで学んだことを次の職場でも活かせたらとお思います。

3年半、本当にお世話になりました。今後とも当院をよろしくお願いします。

看護師   時任朋子