きよひで内科クリニック・ブログ

風邪に抗生剤

2018/05/24

風邪に抗生物質が処方されなくなる?!

  ごぶさたしております!薬子です!

  突然ですが先日、風邪をひいてしまいました。

  微熱と喉の痛み、咳と鼻水くらいだったんですが、

  早く治したかったので病院で薬をもらうことにしました。

 

 

 薬子

 

 

  お医者さん(以下医):『はい、薬子さんどうぞ〜』

  薬子(以下薬):「あっ、あの、熱があるんで抗生物質をください!」

  医:『え?抗生物質?なんで?』

  薬:「え?風邪菌を殺さないとよくならないでしょ?」

  医:『風邪の原因はウイルスがほとんどだよ。抗生物質はウイルスにはきかないんだ。

     それより、水分と栄養を摂ってゆっくり休むのが一番だよ。

     こないだ、厚生労働省から風邪には抗生物質を使わないことを推奨する手引書も出たんだ。

     心配なら、痰を取って悪い菌がいないかどうか調べることもできるよ。』

 

 

     ・・・・。

 

 

  な、なんと!

  先生の言う手引書には、鼻水や鼻づまり、喉の痛みという症状がほぼ同時に出て、どれかの症状が強くない

  場合には、発熱の有無に関わらず基本的に風邪と考えられ、抗生物質は不要な事もある、と書かれているでは

  ありませんか!

 

  医:『ただし、普段の風邪と明らかに違うとか、症状がぶり返したときには医師の判断が必要なので

       受診してね。』

 

   だそうです。

   細菌が確認されないのに、抗生物質に中途半端にさらされることで、耐性菌が増えると報告があがっている

   そうです。

   風邪=抗生物質 

   ではなく、症状にあった薬と対応が必要になるってことですね!

   薬子、またひとつ学んで大人になりました!(←現在46歳)